都内で働く30代ワーママのゆるゆる日記

都内在住。仕事メインで生きてたら気づけば30代半ばになった妊婦の日記。

【9週目】悪魔のつわり期間

妊婦が最初に越えなきゃいけない壁、つわり。

「だれ一人、同じ妊婦生活を送るひとはいないんだ」って妊婦になって気づいたけど、その代表がつわりの症状だと思う。

つわり、って聞いて私はそれまで「うっ…」て言いながらトイレに駆け込み吐く女性の姿を思い描いてたんだけど(もちろんそれはうそじゃないんだけど)、大きく5つの種類がある。

Up High

1.「吐きつわり」:気持ち悪さがおさまらない
2.「食べつわり」:空腹になると気持ちが悪くなるので食べ続ける
3.「眠りつわり」:逆らえないほどの猛烈な眠気に襲われる
4.「よだれつわり」:唾液がダラダラと止まらない
5.「においつわり」:嗅覚が敏感になり、においがあるものが耐えられない

そしてそれらは時に、あわせ技で襲ってくる。

私の場合、4の「よだれつわり」以外に完全やられてノックアウト。

空腹になると気持ち悪くなる2の食べつわりと、1の吐きつわりはタッグを組んでやってくるので、私はごはんを1日6~8食くらいに分けて食べてました。つわりの時期、美容室に一口大のドーナツ持って行ったら美容師さんにびっくりされたこともあったなぁ…

それら食べ物系に加え、5のにおいつわり、3の眠りつわりも発動。冷蔵庫を開けた時のにおいが耐えられないので、冷たい飲み物が飲みたいけど水道水でがまん。

また、パートナーがお酒を飲んで帰ってきた日には、彼が玄関にいる時からにおいで気持ち悪くなり、近くにいられない。においで気持ち悪くなるので料理もできず、毎日お弁当を買って帰宅する日々。

料理以外の家事をするのもめんどうで、仕事も今までみたいにできないし、メンタルが豆腐みたいにやわくなった私。

気持ちがどん底に落ちた私は「自分はルンバより価値がない…ルンバはおそうじをして部屋をきれいにしてるのに、私は何もできてない」と、さめざめ泣いて、泣きつかれて寝るという毎日。

毎日毎日船酔いみたいな気持ち悪さと、貧血のふらつきと眠気でしんどいあの日々をなんとか乗り切れたのは

◆終わりがあることを知った
お医者さんの話やネットの記事で「12週を過ぎると(基本)つわりは終わる」と知り、「いつかは終わりが来る。それまでの辛抱!」と思えたのは精神的に大きかった。

◆集中するものがあった
満員電車に乗って職場に行って仕事するのは大変だったけど、気を張ってたので乗り切れたのかも。まあ、その後、気を張りすぎて問題起こすことになるんだけど、それはまた別の話で。

◆周囲につらいと伝えた
とはいえつらいものはつらい。なので会社のチームメンバーに、パートナーに「しんどい、つらい」と伝えたんですね。

パートナーは男性だし、会社のチームメンバーも男性が多いので、自分の状況をわかってもらおうにも難しい部分があるので、つらいと伝える時は、たとえば「お腹の中の新しい生命は自分の身体にとっては異物だから拒否反応が出てつわりが起こるらしい」とか「子どもに栄養を送るために血液量が1.5倍になってるにもかかわらず、赤血球とかの成分は変わらないから貧血になる」とか、客観的、科学的、数値的な情報を入れて伝えるように気をつけてた。

結果、出社時間を遅らせてもらうなど、周囲の理解と協力をいただきなんとかつわりの日々を乗り切ることができました。

つわりは、聞いてたとおり妊娠12週を過ぎるとぴたりとおさまった…!「あれは夢だったの!?」と思うくらい、何事もなかったように。

*****

今ではもう、自分とルンバを比べて凹むこともない。はず。