【21週目】ついに、羊水検査の結果が
検査を受けてからの約1か月は、果てしなく長い長い時間でした。
引き続き、暇さえあればネットで検索したダウン症のお子さんを持つご家族のブログを読む毎日。
ダウン症だろうがなんだろうが、愛すべき子どもだ。でも、実際にお子さんを育てる上では精神的、体力的、金銭的な苦労、葛藤がある。それが綴られた記事を読めば読むほど、きれいごとでは育てられないことがわかる。
私にその覚悟はあるかな。ない、となったらそれはそれで子どもの命を絶つ判断をすることになるな。・・・どっちを選んでも辛いな。究極の選択だ。
その時期、わたしがそんな状況になってることを伝えたのは、会社の上司と手術することになった場合関係する同僚だけだった。できるだけ心配をかけたくなかったので、お互いの両親にも伝えませんでした。
ほとんどの人がわたしの状況を知らなかったので、会社の女子トイレで別部署の同僚から「○○さんに聞いたよ!妊娠おめでとう!!」とお祝いされたときは「ありがとうございます」と、精いっぱいの硬い笑顔で応えるのが辛くてつらくて仕方がなかったなあ。
そして、最終結果が出る
羊水検査の結果が出てから、手術をするか決めるまで時間が限られていたので、旦那さんとは事前に話をしていた。
結果を聞きに行く当日、家を出るときに「陽性だったら、、いいよね?」「うん。」という会話をした。
わたしたちの結論は、ダウン症という判定が出た場合は堕ろすということ。
きれいごとで、育てる決断はできませんでした。その勇気もありませんでした。
そして病院に行き、医者から聞いた検査結果は「陰性」。
正直、ほっとした。
・・・ほっとしたのは、何の感情だったんだろう。
お腹の中の子が、ダウン症じゃなかったことに対する安堵感?
今までの緊張から解き放たれた開放感?
それとも、人殺しにならなくてもよくなった安心感?