都内で働く30代ワーママのゆるゆる日記

都内在住。仕事メインで生きてたら気づけば30代半ばになった妊婦の日記。

【32週目】ワーキング妊婦が産休に入って感じたモヤモヤ

Thinking

 

法律では出産予定日から6週以降、産前休暇に入れる決まりになっています。私は管理入院をしていたこともあって、産前6週になった途端すぐに産休に入りました。

 

今までフルタイムで働いていた妊婦が休みに入るとどうなるのでしょうか。実体験を振り返ります。

 

 

産休に入って襲われた不安感

産休に入って最初の1週間は、晴れ晴れとした気分!まるで、ハワイにバカンスに来たようでした。

 

重いお腹を抱えて毎朝乗っていた満員電車ともおさらば。仕事中、お腹が張って休みたくても休むスペースがなく、周りの目を気にして十分に休むことができなかったけれど、今は好きなだけソファーに寝転がっていられる。読みたかった本も見たかった映画も、今のうちに読んだり見たり。予定日まで約6週間=1か月半 もちろん予定日の40週よりも早く産まれる可能性はあるけれど、それでも時間は十分にあります!

 

ちょうど夏だったこともあって、「人生の夏休みだ!!」とウキウキしながらぐーたらしながらアイスを食べる毎日を過ごしていました。

 

ただ、1週間を過ぎてくると…なぜか感じる漠然とした不安

 

「私、毎日こんな生活を続けていていいんだっけ・・・?」

 

妊婦の仕事は、胎児をお腹の中で育てること。

 

「育てる」という大切な大切な仕事をしながら、日々の生活を送るだけでも十分がんばっています。妊婦はお腹が大きいので、ゴミ箱に捨てたティッシュが外れ、それをかがんで拾うだけでも大変でした。普通に生活するだけですごいことです。

 

頭では分かっているのに「これでいいの?」と頭の中で自問自答。

 

会社で使ってるチャットツール上で流れる同僚や上司のコメントを見て「今ごろみんなは働いていて、あのプロジェクトも今ここまで進行しているのに私はこんな状態でいていいの??」

 

夜に仕事から帰ってきたら旦那さんが何の意図もなく「いつも同じソファーで同じ格好で寝てるね。」と言った言葉を受け、「私、旦那さんに怠け者と思われてるんじゃない??」

 

今思い返せば、社会から置き去りになって、何も生産してないような気になって、焦る気持ちから「何かやらなきゃ」と、強迫観念にとらわれてる自分がいました。

 

唯一の救いは「定期健診」

そんな生活の中で救いだったのが、2週間に1回の定期健診。

 

定期健診ではエコーで胎児の様子を見ます。そのとき、頭の大きさと腹囲、そして大腿骨の長さで想定体重を計るんですが、数字で「今回●●gになった。前回よりも▲▲g増えた」という変化が数字で目に見えるんですね。

 

特に私の場合、胎児が発育不全で平均の体重よりも低いこともあったので、「1週間で250g増えた…!まだ平均体重よりは低いけど、お医者さんにいいペースで増えてるって言われた。よかった…」

 

と、見えないお腹の中で胎児が大きくなっていることが数字で証明されることがすごく嬉しく、検診に行く度、安心した気持ちになれました。

 
それはきっと、

 

「安静=ゴロゴロ怠けてるわけじゃなく、子どもを大きく育てる仕事をしてるんだ」って自分で自分を許容できた安堵

 


旦那に怠惰じゃないと言える免罪符を手に入れた安心感

 

のふたつが嬉しさの奥に隠れてたからなんだろうな、、と感じています。

 

あの日々を振り返ってみて思うこと

妊娠するまでは仕事をしてる時間が1日の大半を占めてたし、実際、仕事が一番大事と思って生きてたので、妊娠したからといってすぐに考えが変わることはなくて。今まで毎日ダッシュで走ってたのに、「休んでいいよ」と言われても休めないものなんだな、と実感しました。

 

なので産休に入ってからは、例えば

 

「今月中に保育園の見学に5園行く。そのために今週は家から近い保育園をリストアップして見学希望の電話をする。」とか

 

「今週中にあと3つ映画を見よう」とか

 

仕事が無くても、自分の中で目標を立てて生活してました。

 

そこから「自分は何か目標がないと不安になる性格なんだな」と自分の知らなかった一面が見えたきっかけになりました。