【37週目】胎児の想定体重の罠
私のおなかの中の子の体重は、成長曲線の一番下にぎりぎりかかるかかからないかの重さ。
産院の先生には「小さいなりに順調に体重は増えているけれど、発育不全の疑いがあるので、通常2週間に1回の妊婦健診を週1で行いましょう。」と言われていました。
そんな状態だったので、毎回、エコーから想定されるお腹の中の子の体重には人一倍敏感。毎週ある検診のたび、「前回から200g増えた!いいペース!」「今回も増えてたけど100gちょっとだった…食事がいけなかったかな。」など一喜一憂していました。
胎児の体重の出し方
そもそも、お腹の中にいて胎児の姿は見えないのにどうして体重が分かるんでしょう?
答えは、【頭の大きさ】と【太腿の付け根から膝までの長さ】そして【お腹回りの大きさ】の掛け合わせで想定体重を出してるんですって!
検診時にエコー写真をもらえると思うんですけど、あの写真の端のほうにアルファベットや数字が書いてありますよね。体重に関わるところでいうと
BPD 頭の左右の大きさ
FL 太腿の付け根から膝までの長さ
APDT お腹の前後の厚み
TTD お腹の左右の厚み
AC 前後左右から割り出すお腹周り(APDT × TTD)
これらの数値をもとに自動計算し、推測したのが胎児の体重になります。
想定体重の罠
この体重、あくまで【想定体重】なんですね。
しかも、エコーでそれぞれの大きさを計るとき、先生によっても大き目に計る先生、小さめに計る先生…傾向があるみたいです。
毎週検診に行く中で、1週間で増える体重が極端に少ない週があったんですね。それで心配になって
「先生、今までの傾向だと1週間に150-200gくらい増えてきたんですが、今回そこまで体重が増えてないのは栄養がうまく摂れてなかったんでしょうか…?」と、半ば涙目になりながら質問すると
「私が前回見てくれた先生より小さめに測る傾向があるからですね。想定体重はあくまで各箇所の大きさから割り出した予想値なので、エコーを見ながら計る大きさによって変わるし、その計り方も先生によってクセがあるんですよ。気にしなくて大丈夫ですよ。」
と答えてくれました。
よく「生まれた子どもは聞いてたよりも大きかった(小さかった)!」という先輩ママがいますが、こういう理由によるんですね。
複数の先生がいる病院で検診を受ける場合
あくまで想定体重なので、どの先生に見てもらっても誤差は出るものです。とはいえ先生によるクセで体重のばらつきが出るのを避けるため、なるべく同じ先生に見てもらうことをおすすめします!
特に愛育病院はたくさんの先生がいるので、「この先生に見てもらいたいな」と思える先生と出会えたら、その先生の診察可能な日程を先まで予約抑えてしまいましょう。